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腎臓の働き 様々な腎臓病 ネフローゼ症候群 学校検尿について お母さん、お父さんへ





ネフローゼ症候群とは、血液中の蛋白が大量に尿中に漏れでることにより、低蛋白血症がみられ、さらに高脂血症と、むくみを伴う腎糸球体疾患の状態をさします。
8割の患者が発症年齢6歳未満で、小児に多い病気です。また男の子が多い傾向があります。
症状としては、手足や顔などに浮腫(むくみ)や、腹水が現れる病気で、重症の場合は、胸水も出現します。
なぜ蛋白尿が出るのか、原因となる疾患があるのものを二次性ネフローゼ症候群、原因不明のものを特発性(一次性)ネフローゼ症候群と分類します。
小児のネフローゼ症候群の患者の大半が、原因の分からない特発性のものです。
一次性(特発性)
二次性
原因不明のものが特発性(一次性)で、ネフローゼ症候群の70~80%は特発性にあたる。
特発性は、腎生検(腎臓の組織を一部採取して検査)をしても、糸球体に変化がみられません。これを微少変化型といいます。
蛋白尿の原因となる腎臓疾患が特定できる。
小児は紫斑病勢腎炎が多く、成人は糖尿病性腎症やループス腎炎が多い。





一次性ネフローゼ症候群の治療には、ステロイド剤を用いた薬物療法を行います。

下図は、一次性の微少変化型ネフローゼ症候群の患者100例を、ストロイド剤で治療したときの反応の様子を示しています。
ストロイド剤による治療で、約9割の方に効果があり、治癒しますが、そのうち7割以上の方が1回以上の再発をされます。
ですから治療前の心づもりとして、1~2度は再発すると考えていた方が、再発時の落胆を小さく出来ます。

たとえ再発してもステロイド剤に反応するものが多く、また思春期に入ると再発しなくなってきますので、医師と協力して根気強く治療を続けることが大切です。


血液検査 血液中に含まれる総タンパクが少ない低タンパク血症と、総コレステロールの高い高脂血症の傾向がみられます。
尿検査 尿中に含まれるタンパク量を検査します。
超音波検査 腎臓の形態を確認
生検 組織の一部を採取し、病理学的検査


生活指導 食事療法、安静・運動の制限
原因治療 二次性の場合は原因疾患の治療
薬物療法 副腎皮質ステロイドを投与。
ステロイド抵抗性や、頻回再発型には、免疫抑制剤を投与









浮腫と高血圧がみられる場合は絶対安静ですが、状態によっては軽い運動も大丈夫です。
当院では運動制限の目安として「学校生活管理指導表」の利用を薦めています。
この表は、A~Eまで5段階に分けられており、その段階ごとに適切な運動量が、分かりやすく記載されています。
浮腫がみられる時は、水分と塩分の制限が必要となります。特に塩分(食塩)は、乏尿浮腫期→利尿期→浮腫消失期→症状安定期と4段階に分けた摂取制限があります。